オリーブ少女

 豚の角煮の作り方についてネットで調べていたら「安全ちゃんの肉食宇宙」というのを見つけてそこで「安全ちゃん」を知りました。文章が独特でとても面白い。
 この安全ちゃん、2008年に革命的オリーブ少女主義者同盟演説なんてのをしていました。
 http://d.hatena.ne.jp/anzenchan/20080227/1204115637

 youtubeは見られなかったけど、この演説にぎゅんぎゅんするのは元オリーブ少女だから?
 
 私がオリーブ少女である証拠に短大生のころ、オリーブに投稿したことがあるのです(根暗)。それが掲載された号を捨ててしまいましたが。
 投稿した文の内容は、もうすぐフランス旅行に行くけど、その前に山梨でフランスのバカンスの真似事をしているというようなことを書いた文でした。当時、私は自由度の高い授業で8ミリビデオ(!)を使って「フランスに行きたい」とか「海外旅行マニュアル〜フランス編〜」とかいう作品を作っていました。
 それで、名古屋のテレビ塔エッフェル塔に、カフェドクリエ(名古屋のチェーン店)をパリのカフェに、鶴舞公園をブーローニュ公園に、山梨をプロバンスにという具合にフランスに見せかけた作品を作って楽しんでいたのです。友達はセントジェームスのボーダーにバゲット素手で持って、私はスカーフをまちこまきにしてサングラスかけたいでたちでそのフランスの町並みを歩いています。だいたい、フランスが好きといっていたけどその実フランスのことなんて何も知らず、ヌーベルバーグの作品が私のフランスの全てだったのですが。でも、フランスに行ったら本当にバゲット素手で持っている人をちらほら見かけてびっくりした思い出があります。
 ところで、雑誌に掲載されてびっくりしたのはニックネームの後に記された年齢です。たしか14歳とかだったと思う。そうか、14歳レベルの内容だったのか!雑誌はそのへんいんちきです。ヘアのモデルとかもぜんぜん違う年と職業で紹介されていますが、それはきっと本人の了承を得ていると思う。それに比べて、私のは許可なし。ちょっと大人の狡猾さを肌で感じた次第です。いわゆるオリーブ読者中心で、オリーブというイメージが大事で、この場合、世の中何も知らない思春期の乙女がフランスを夢見てなくてはオリーブ的にだめだったのである。
 ちなみに私は社会に出て己の無知を知り、24歳で大学編入して人生で初めて勉強しました。人に気を使うこともなく、勉強さえしていればいいなんて本当に贅沢で楽しかったなあ。。