スイスの姿勢

 今日見たNHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 原発の安全とは何か 〜模索する世界と日本〜」がよかった。
 最初のほうは見られなかったけど、スイスの原発に対する国の姿勢がすばらしい。
 原発は川に沿ってあり、川の水がなくなるという1万年に一度みたいなありえなすぎる非常事態に備えて冷却用の地下水も用意し、さらにはほかの川から水を引いているところもあるようだった。ここまで聞くと、これだけの安全性があれば原発ありかもと思うけど、スイスの出した答えは原発廃止路線だった。もともとの原発に対する安全基準が高かったのに、フクシマを教訓にして迅速にあるべき方向に行動しているのが美しかった。
 ちなみに、アメリカは土地が広いから辺鄙な土地で編発推進。
 では日本は?
 とにかく原子力安全保安院の独立性がなくてはがゆい。経済産業省原発稼動したがってるからって、ヨーロッパの安全基準を1段階と2段階に分けて、とりあえず第一段階クリアしたからはい、稼動て。。他にも何この決め方ー!って思うところ多々。
 私は大国アメリカよりも経済的にぱっとしなくても参考にしたいことがたくさんあるこういう国が好きだなぁ。日本にそのまま持ってこれない理由は複雑でよくわからないけど、こんな感じにもっと清く正しく美しく生きられないものかなぁ。