映画館の悲劇

今年は、娘と2つの映画を見てきました。
いずれも、ブログなんかで面白そう!娘にもイケル!と思ったもの。

その1 インサイドヘッド
これはもう、オープニングのドリカムの歌から泣けました!!
無数の人の顔が曲と一緒に映されるんだけど、ただひたすら映し出される、どこの誰かも知らない、その子どもの顔やおじいさんの顔や、家族の写真なんかが、なぜかドリカムの曲と一緒にでてくると、ああ、誰かも知らないけれど、この人たち一人ひとりに意味ある人生があるんだ!なんて気持ちになってしまい、その一人ひとりのかけがえの無さに胸打たれてしまったわけです。
そして、物語そのものも、今の娘の心に響いて欲しい、すばらしい内容で。
さまざまな感情のぶつかり合いだったり、悲しみという大切な感情との出会いというか気づきだったり。それを反抗期の娘と一緒に見たことで、ああ、今このときに見れて良かった〜、、と思いました。見終わったら、子どもをぎゅっと抱きしめたくなると、誰かがブログで言っていた、そのとおりだ!と感じたものです。
そして、いい気分で映画館から出て、そのまま駐車場に行こうとしたところ、エスカレーターから目ざとく見つけた下の階のゲームセンターを指差し、「あそこ行くー」ギャー!て。
ゲームセンターなんて、あんなつまらないところ、そして、わがまま放題になる悪しきところに行くものですか!と思い、気を紛らわそうとしたり、諭してみたり、怒り顔してみたのですが、言うこと聞かず。。ああ、まともな感情、ちっとも育ってないじゃん、と意気消沈したいたしました。

その2 リトルプリンス星の王子様と私
これは、星の王子様のその後の物語。
星の王子様という、多くの人に愛されている本、私も好きな絵、そして、「感動」という字に躍らされてみてきました。
うるうるとまでは行かないけど、いろいろな星を王子様がめぐって出会った、いばりんぼうやうぬぼれやが、あのような形で現代版に出て来るとは!と思い、面白く見させてもらいました。そして、アニメーションもとっても雰囲気があって素敵でした。
娘には、内容が分からなかったようで、インサイドヘッドに続き、私に付き合わされた感あるかも…で、その帰り。グッズ売り場で駐車チケット出してもらっていたら、「これ欲しいー」と。見れば、それは、ミッキーとドナルドの、ド夏なはがき。キラキラ角度を変えると輝く、その海のはがきがまばゆく見えたのでしょう。
でも、これは、前から欲しかったものではない。いつものごとく、たまたま目に入って欲しくなり、その後ちっとも大切にしないシリーズに間違いなく仲間入りするもの。
いつも、出かけると、何かを欲しがるので、買えるのはお誕生日とクリスマスとお雛様と夏祭りとこどもの日だよ、と前にも約束していたのに、どこかに出かけると毎回欲しがる。もちろん、記念にと思い、結局、動物園やら美術館やらに出かければ買ってしまうのだけど。
今回だって、映画が気に入って、星の王子様のグッズを欲しがる、というのなら分かるのだけど、夏のポストカードて。うーん、「なし」と思い、泣き喚く娘を無理やり引っ張り帰ったわけです。
でも、ギャーギャー泣いて。
次の日に私を散々なじって叩いて、気がすむまでやらせて、ようやくあきらめさせた。というか、クリスマスにサンタに頼むことにしました。私自身、まったく物欲が無かったので、こんな娘にとても戸惑うわけです。


映画は、妖怪ウォッチプリキュアでがまんか。もしくは、まだ行かせないほうが良いのかしらん。ブログの向こうの子どもたちは、とても楽しんでいるかに見えるのだけど。


でも、やはり連れて行きたい、だって、私も楽しみたいのだから。
もし、幼児教育の権威みないな人が、小学校に上がる前までは、毎日公園に行ったり泥団子作ることが大切!とかいっても、やはり、大衆娯楽の魅力は誘惑だわぁ。
公園で、おしゃべりできるママ友とかいれば、気がまぎれるけど、そういう公園ネットワーク持ってないし、子どもと心のそこから公園で楽しむとか、ハードル高いし、公園で過ごそうとすると、時間がとても長く感じるし。だから、たまに公園、ならがんばれるけど、やっぱり、自分も楽しめることを取り入れたくなるのでした。
娘も母もわがままだこと。